小学校5年生の娘は、野菜が大好きです。中でも一番好きなのがにんじんです。

言葉をしゃべり始めた頃から、うさぎが大好きで、自分もうさぎさんになりたい、と強く願っていた娘は、
にんじんをたくさん食べるとうさぎさんになれると、なぜか思い込み、にんじんを積極的に食べていました。
うさぎにとって、にんじんが一番おいしいものだと信じている娘は、にんじんはおいしいものであると疑わず、
毎日食べているうちに、本当ににんじんが大好きになりました。
うさぎさんは、にんじんが一番大好きだけど、キャベツやレタスなんかの葉っぱも大好きなんだよ、
うさぎさんはお野菜が大好きなんだよ、と言うと、野菜も喜んで食べ、野菜が大好きな子どもになりました。

 

娘は歯が生えてくるのがとても遅かったこともあり、固い物を食べるのがとても苦手だったようです。
それで、口の中で上手に噛み切ることができない肉は苦手で、野菜の方が好きになっていった、ということもあったようです。
野菜は喜んで食べるのですが、肉や魚はあまり好きではなく、でも、好き嫌いというより、
上手に噛めないから苦手なのだから、しょうがないのかな、と思ってあまり無理に食べさせようとはしませんでした。

 

幼稚園に入ると、先生に好き嫌いをしないでしっかり食べる、ととても褒められました。
実際には肉など嫌いなものはあるのですが、他の子と違い、野菜を絶対に残さないので先生はそう思ったのでしょう。
幼稚園は給食の日とお弁当の日と半分ずつでしたが、お弁当には嫌いなもの、食べにくいものは入れないし、
給食も子ども向けに食べやすいものが多くて、肉類もハンバーグやウインナーなどが多かったため、
娘が苦手なものも少なかったのかもしれません。

 

小学生になると、はっきりと野菜が好き、肉や魚は嫌い、と言うようになりました。
野菜好きなのはとてもいいことだと思ったのですが、やはり好き嫌いはなくした方がいいのかとも思い、
少しずつ肉や魚も好きになってもらえるよう、料理に工夫をしてみたのですが、
色々なメニューを作ってみても、やはり肉や魚は好きになれなかったようです。
特に肉は、噛み切れないから食べられないと言い、実際に食べにくいようだったので、
圧力鍋を使って、柔らかく煮込んだ肉料理などを作ってみたりもしたのですが、
柔らかければどうにか食べるものの、おいしいとは思わないようでした。

 

それが、小学校高学年になって、しゃぶしゃぶ食べ放題に初めて行った時においしい、おいしい、と言ってしゃぶしゃぶをたくさん食べ、
それがきっかけで肉に対しての苦手意識がなくなったようでした。
今でも、肉よりも野菜の方が好きで、肉はあまり好きではありませんが、最近は嫌がらずに食べられるようになりました。
好き嫌いをなくそうと、あまり強制しないでいたことが、かえって良かったのかな、と今は思っています。